2013年9月17日火曜日

海外研究生活に備えて 6 ~健康保険の加入~

さて、6回目。
とりあえず、一気に更新してしまわないと、また日にちが
開いてしまいそうなので、出来る限り更新し続けます。

今回の記事を除くと、渡米前の記事は携帯電話の契約を残すくらいでしょうか。

今回は健康保険です。
もちろん、アメリカですからかなり重要です。

救急車に乗ったらゴールドカードを見せなきゃいけないとか、
片手の指が全部切断してしまったらどの指がいくらで…と説明されて
どれだけの金額でどの指に対して払うか決断させられたり…。

日本に居れば笑い話ですが、実際に現地で済むとなると大事です。
ちなみに、アメリカの自己破産理由のトップは医療費の支払不履行らしい。

以下が実体験です。

・ 2013年5月7日

DS2019のための書類すら準備できていないタイミングです。
とにかく健康保険だけはきっちりしておかないと、妻のご両親にも
説明のしようがない!と思っていたので、ロチェスター大学LLEの
事務の人に聞いてみた。

保険はどうすればいい?って。
補償内容とか保険料とか、詳細を教えてほしいと。

すると、その日のうちに返事が返ってくるも、よくわからない回答。
ロチェスター大学に行くための最低所得に保険料は含まれてないって、
Invitation Letterにあったことを繰り返されただけ。

ただ、今回、加入することになったHTH World Wideという保険会社の名前は出てきた。
http://www.hthworldwide.com/

頭に?が浮かぶ。

・ 2013年5月8日

翌日。
もう、直接的に聞いてみる。
自分で保険は加入しなければならないのか、ロチェスター大学が斡旋してくれるのかと。

すると、その日のうちにメールを返してくれて、自分で加入してくれと。
なんか、大変そうだなと思いながら、仕方がないので分かったと返答。

大学に雇われる訳でもないから、日本で言う厚生保険のようなものは
無くて当たり前かと納得。


・ 2013年6月20日

結構、期間が開いた。
とりあえず、Visaもなければ保険を検討しても…なんて思ってたり。

あと、HTH World WideのHPを見ながら、どれがいいかなくらいは調べてた。
アメリカの健康保険のシステムについても。

アメリカの健康保険は自分でプランが選べます。
保険料を一杯払うから補償を厚くするか、保険料を安くして元気に生きるか。

眼科や歯科は別途の記載がありますが、内科では1回受診で20ドル、
それ以上は保険会社負担といったのが一般的なのかもしれません。(うちがこんな感じ。)

内科の場合は20ドルですが自腹で払っていった金額が一定額を超えると、
そこから先は保険会社がすべて支払ってくれるようになります。
この一定額が決まるのが、月々の保険料です。

例えば、自腹で10万円までしか払わずに済むプランと、
100万円まで払うプランだと後者の方が圧倒的に保険料が安く済みます。
あとは、自分がどれだけ元気でいられるかの自身次第ですね (笑)

本題に戻って、この日、ロチェスター大学LLEの事務の人から突如として
メールが送られてきた。

ロチェスター大学のISO (International Service Office) の担当者からの
メールを転送する形だったのだが、いきなり、

保険を買ったとは聞いていない。これが助けになれば幸いです。

くらいの文面で添付ファイル2つが送られてくる。

1つは、ロチェスター大学のJタイプのVisaで滞在する研究者に求める
健康保険条件をまとめたもの。…あるならあるで言ってよ!という感じ。

もう1つは、HTH World Wideのロチェスター大学パッケージを購入するための
IDが書かれたファイル。

ご丁寧に、J-1 Visaは月々約8000円、J-2の配偶者は月々約32000円、
J-2の子供 (1人の場合) は月々約12000円、J-2の子供 (2人以上の場合) は月々約24000円と
きっちり書かれている。

最初から教えてくれてたら、こっちも調べずに済んだのに…という感じ。
でもアメリカの保険の仕組みは分かったので勉強になった。

早速、このIDで購入しようと試みた…が、夫婦2人で月々約4万円。
1年分となれば約48万円になる。当時のクレジットカードの限度額では購入できない。

メールで問い合わせる。半年ずつ買うとかできるか?って。

すると、その日のうちに返信が来て、OKとのこと。
9月~来年2月までの半年分を購入した。

この時、日本の住所が入力できない。郵便番号5桁を求められるも入力しようがない。
仕方がないので、“00000”と入力して購入手続きをして、
HTH World Wideのカスタマーサービスにメールを送った。

ちなみに、実際したのは8月27日からなので、8月27日~31日は
日本の海外旅行保険に安く加入しておきました。

ロチェスター大学の健康保険の決まりを見ると、
年間の最大自腹額は25万円までの保険でないとダメだそうです。
あと、アメリカで死亡した場合、遺体を母国まで輸送する費用も含まなければならないそうです。

もちろん、ロチェスター大学のパッケージには含まれているので、
そのまま購入すればOKです。もし、自前調達する場合はその要件を満たす必要があります。

あと、事務の人から念押しされたのが、ロチェスター大学のパッケージには、
日本で罹患した病気の保証が含まれないことや、
アメリカでの妊娠にかかわる補償 (妊婦健診や出産) が含まれていないから
注意するようにと念を押される。

この時点で、妻が万が一、妊娠することがあれば、
即刻、日本へ強制送還になることが決定する。


・ 2013年7月2日
2週間経ったのに、何もない。
Insurance cardが届く気配もなければ、先のカスタマーサービスに
送ったメールの返答も返ってこない。

業を煮やしたので、ロチェスター大学LLEの事務の人にメールを入れる。
2週間前に買ったし、(転送で) こんなメールも送ったけど何も連絡がない。
確認してもらえないか?と。

その日のうちに返信をくれて、ロチェスターのパッケージで購入することは
登録されているから、メールで届くはずだよって。
スパムメール扱いになってないか、注意してね、とも書かれてた。

届いてないっちゅーねん!なんて思ってると、
見計らっていたかのようにHTH World Wideからメールがやってきた。

そして、HPに移動してInsurance Cardを印刷してねと。
問い合わせてよかったのかも知れない。
問い合わせたことがトリガーになって物事が動いてくれたのかな。

こうして、無事にInsurance Cardも手に入れて、滞在中の健康保険もOKです。
来年2月が終わるまでには更新手続きをして、来年8月分まで残りの
半年を購入する予定です。

しかし、保険料が月々約4万円、ちょっと高い気がするなぁ。
でも日本で2人とも国民健康保険に加入したら同じようなものかな…。


以上、健康保険加入までの実体験でした。

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