2014年4月5日土曜日

海外研究生活 現地編9 ~語学学校・ESL~

久々に現地編を更新します。
今回は私 (J-1ビザ) と妻 (J-2ビザ) の語学学校について。


ロチェスター大学のESLクラス (私の場合)

めっちゃ単純。

UofRのISO (University of RochesterのInternational Service Office) から、
セメスターの1期間 (9月~11月だった気がする) の間、
海外から来た留学生や研究者向けに語学クラスがあるから、どうぞと案内が来た。

もちろん無料。
時間は金曜日の16時30分~18時で、そのクラスがある時だけは早めに研究所から
帰らせてもらっていた。

帯同者、要するにJ-2ビザの配偶者も参加可能だったので妻も参加してました。

参加してみると、マスターコースの学生が一番多かった気がします。
国別では中国が圧倒的に多い。とりあえず、見渡すとほぼアジア系 (笑)
あとは日本、タイ、フランス、チリなどちらほらと。

先生は、UofRのビジネススクール講師も担当している外部企業 (英会話学校) の人。
その人が中心で、同じビジネススクールの講師がサポートについて毎回講師3人くらい。
ちなみに生徒数は最高30名くらいだったと思うけど、最終的には15名くらい。

内容は意外とバラバラ。
でも、毎回、必ずあったのがショートトークラウンド。

クラスの半分が教室壁沿い1周に立って、残りの半分がその人の前に1人ずつ立つ。
決められた時間 (3分ほど)、その目の前の人と喋って、時間がきたらローテーション。
これを繰り返す。

最初は自己紹介がてらのフリートークで、途中から週末の過ごし方や、
ここ数年で成長したと実感したことなど、テーマが与えられてました。

意外と、楽しい。同世代と気軽に喋れる機会があったのは嬉しかった。
好評だったので、これはクラスが終わるまでずっと続いてたな。
授業開始30分は必ずコレ (笑)

他には、最初にやったのは発音。
発音記号と口 (舌) の動かし方。個人的にコレが一番、役に立った。
発音は改善されてないと思うけど、辞書を見るときに発音記号も意識的に見るようになった。

他にはプリントを使った文法のレッスンとか、グループディスカッションとか。

3月末に一足先に帰国してしまったけど、同じ大阪大学から経済学でUofRに来ていた
日本人学生 (博士課程) の1人とは、このクラスで知り合った。
ホームパーティーしたり、一緒にご飯食べたり、いい思い出。


Rush-Henrietta Central School (妻の場合)

妻の語学学校はどうしよう…とかいいながら、結局、見通しがないまま渡米。
実際、渡米してから探し出す。

働くのがいいのかもしれないけど、J-2ビザは就労ビザではないので、
就労許可をとらなくてはいけない。ただ、半年くらいかかるしなぁ…と。
平日、私は仕事があるけど、妻は家に引きこもってもらっているのは、
さすがに嫌なので語学学校を探し出す。

ESLクラスがあるということくらいは知っていたので、
“Rochester ESL”や“Rochester Adult school” くらいでWeb検索で調べてました。

家から一番近そうなところがあったので、とりあえずメールで問い合わせてみる。
そのクラスは2年間の参加が必要だったので断念することになったのですが、
条件にあうようなところを推薦してくれないかと書いておいたら、
推薦してくれました。今、妻はその語学学校に通っています。

Rush-Henrietta Central SchoolのESLクラスです。
http://www.rhnet.org/instruction.cfm?subpage=120

平日 (月~金曜) の9時~12時の3時間クラス。 (途中、休憩あり)
学費については、初期登録料に20ドル。あとは無料!
在籍期間は特に関係ないよう。長年居る人もいれば、妻のように1年で終える人も。

こうなってみたら、日本から大金出して語学留学やホームステイする人は凄いと思う。
ちょっと下世話な言い方だけど、海外赴任 (長期滞在) しそうな人と結婚すれば、
無料で海外生活と語学学校がついてくる!のようなもんですよね。

申し込み以降はよく知りません。
妻がメールを送って、単身、乗り込んでいって何とかしていました。
以下の情報で質問があったらコメントください。妻に聞いて返信いたします。

クラスは初級・中級・上級の3段階のようです。
時々、実力テストがあるようで (先生とのマンツーマントークのようなもの)、
その成績に応じたクラスに行く権利がもらえるそう。
実際に、上のクラスに上がるか、いつ上がるかは個人で決めれるみたい。

色々な国の人、とくにイラクやサウジアラビアといった中東の人が多いそう。
日本人も居るみたい。知る限り、妻も含めて3クラスで6名くらいでしょうか。
ここでも日本人の方とのつながりができて一安心。一緒に食事したりホームパーティーしたり。

デメリットを上げておくと、海外の人と一緒に授業を受けるようなものなので、
日本らしい秩序は期待できないようです。
先生が喋っているのに話をさえぎって質問を繰り返す、授業中に私語をして話を聞かない、
講義内容に文句をつけて内容を変えるなど。

あと、保育、小中学校に高校などが併設されているので、
子供 (赤ちゃん) が泣き出すと保育士さんがそのお母さんを呼びにきたりとかもあるそう。

良い制度だと思う。これが無料だもんな。
ニューヨーク州からの補助金で学校が運営されているようです。

色々な年代の学校が集まっているので、合同イベントもある。
バザーや合唱大会、パーティーとかも。
クラス内で各国の料理を持ち寄ったパーティーとかもしてるようです。

これもグローバルを感じますが、こういう料理持ち寄りパーティーになると、
熱心なイスラム教徒は欠席するそう。豚肉エキスとか何が入っているかわからないから。

ただ、コーランを熟読していくと、自分の生命に危機が訪れた時など非常時は、
豚肉を食べてしまってもいいと書かれているそうです。
なので、アメリカでは常に、自称・非常時におかれているイスラム教徒もいるそうです。
(この話は、妻からではなく、知人から教えてもらった話)

こうしながら妻も語学学校に通ってます。
どう見ても、私より世界の友達が多い。フェイスブックのグローバルさ&リア充さよ (笑)

そんなことないってと言っていますが、英語力も格段に伸びていってます。
一応、まだ私の方が辛うじて英語力はあるので威厳は保ててる…かな。
最近の休日に外出したときに、妻の方が店員さんの英語を聞き取れてるという場面が
チラホラ出てきているので、ちょっと焦りだしてますが… (笑)

さすがはアメリカ、自分で動いてみれば意外と語学学校もあっさり見つかるものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿