2013年2月6日水曜日

博士課程 最終諮問

今日、無事に博士後期課程の最終諮問を終えました。
個人的には、すごい手ごたえでした。

自分の研究から感じたこと、言いたいこと、全部出しました。
先生方も納得してくれて、頷いてくれてとても嬉しかった。

おそらく、このまま無事に博士号を取得し、修了する運びとなりそうです。

博士後期課程を通して感じたことを。
ややネガティブな表現を含んでいますが、病んでいるわけではありません。


博士前期課程を修了してもなお、博士後期課程に進学して学生を続けた理由は、

『努力をするかしないかで決まる世界から抜け出したかったから』

テスト勉強をするかしないかで決まるような学生時代は、もう嫌だった。

努力するのは当たり前。
どうするか、どう出来るか、その差が出るような切磋琢磨できる世界に行きたかった。

もちろんお金をもらってしまえば、業務命令が絶対になってしまう。
自分で考えて、自由に勝負できる世界に行きたかった。

残念ながら、博士後期課程はそんな世界じゃありませんでした。
やっぱり、努力するかしないかで決まってしまう世界でした。

でも、後ろ向きな話ばかりではありません。
博士号取得後の世界が見えてきました。
研究者同士の努力して当たり前の世界。

アイデアや技術、発想、着眼点、知識、経験、あらゆるもので
勝負しなければならない世界。それが人生を左右してくる世界。

もちろん、収入を得ていくので職責はいくらか発生しますが、
それは民間企業の職責の比ではない自由な世界のはずです。

わくわくします。ここで自分は、どう成長して、どう戦っていけるのだろうかと。

学生は、やはり所詮は学生でしかないのかなと思えて来てなりません。
もちろん、その学生生活を全うするからこそ、到達できる世界です。

博士号取得後は、卵からヒヨコです。もう殻で守ってはくれません。
最終諮問は終わりましたが、すこしでも立派なヒヨコからスタートできるように頑張ります。


博士は社会不適合者。

そんな、大嫌いな言葉があります。

所詮、社会にも出てないくせに…

そんな、大嫌いな言種があります。


博士号の価値を、本当にこれから見出せるところまで来れたのかも知れません。

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