今日、無事に博士後期課程の最終諮問を終えました。
個人的には、すごい手ごたえでした。
自分の研究から感じたこと、言いたいこと、全部出しました。
先生方も納得してくれて、頷いてくれてとても嬉しかった。
おそらく、このまま無事に博士号を取得し、修了する運びとなりそうです。
博士後期課程を通して感じたことを。
ややネガティブな表現を含んでいますが、病んでいるわけではありません。
博士前期課程を修了してもなお、博士後期課程に進学して学生を続けた理由は、
『努力をするかしないかで決まる世界から抜け出したかったから』
テスト勉強をするかしないかで決まるような学生時代は、もう嫌だった。
努力するのは当たり前。
どうするか、どう出来るか、その差が出るような切磋琢磨できる世界に行きたかった。
もちろんお金をもらってしまえば、業務命令が絶対になってしまう。
自分で考えて、自由に勝負できる世界に行きたかった。
残念ながら、博士後期課程はそんな世界じゃありませんでした。
やっぱり、努力するかしないかで決まってしまう世界でした。
でも、後ろ向きな話ばかりではありません。
博士号取得後の世界が見えてきました。
研究者同士の努力して当たり前の世界。
アイデアや技術、発想、着眼点、知識、経験、あらゆるもので
勝負しなければならない世界。それが人生を左右してくる世界。
もちろん、収入を得ていくので職責はいくらか発生しますが、
それは民間企業の職責の比ではない自由な世界のはずです。
わくわくします。ここで自分は、どう成長して、どう戦っていけるのだろうかと。
学生は、やはり所詮は学生でしかないのかなと思えて来てなりません。
もちろん、その学生生活を全うするからこそ、到達できる世界です。
博士号取得後は、卵からヒヨコです。もう殻で守ってはくれません。
最終諮問は終わりましたが、すこしでも立派なヒヨコからスタートできるように頑張ります。
博士は社会不適合者。
そんな、大嫌いな言葉があります。
所詮、社会にも出てないくせに…
そんな、大嫌いな言種があります。
博士号の価値を、本当にこれから見出せるところまで来れたのかも知れません。
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