2014年9月3日水曜日

第21回レーザー夏の学校が開催されました

2014年8月30日~9月1日にかけて、第21回レーザー夏の学校が行われました。

このBlogをあらわすキーワードは、

  • ゲーム (パズドラ・クラッシュオブクラン)
  • 旅行記
  • ラーメン

と相場は決まっているので、ここで書いても…とは思うのですが、

“こんなことしてるよー。興味あったら参加してねー。” 

と、宣伝の意味も込めて今回の参加報告を書いてみます。

さて、そもそもレーザー夏の学校とは何かというと、
大阪大学レーザーエネルギー学研究センター
(旧・大阪大学レーザー核融合研究センター) の学生が夏休みに泊りがけで遊びに行こう!
そして勉強もしよう!という集まりで行ったのが初まりです。

そこから毎年夏に次世代に校長という名の幹事が引き継がれて、
学生実行委員会が組織され開催され続け、今年で21回目。

途中、この取り組みを周囲が協力をしてくれて、
今となっては主催に (社) レーザー学会 が入り、
学生主導型勉強合宿の学会行事まで大きくなりました。

私も第17回と第18回の2回、校長 (学生実行委員会の代表) を勤めました。

2回連続というのは異例のことだったのですが、ちょうど第17回から民間企業からの
協賛をいただき始めるタイミングで、さすがにノウハウもまったくないし
急に担当窓口をコロコロ変えるわけにも行かないと、私が2年連続という形になりました。

そして、第19回からは全国展開を掲げ、大阪大学だけが幹事校をするのではなく、
現在は関東圏の大学と関西圏の大学が交互に幹事校を引き継いでいます。

さて、今年の開催は関東圏の大学、電気通信大学が幹事校となり開催されました。


内容は招待講演 (先生による講義) と、写真にあるようなポスターセッション。
ポスターセッションは自分が取り組んでいる内容を説明し、参加者と議論を行います。

そして、今年、新しい試みだったのがETL (Elementary Teaching Laboratory)。
電気通信大学の米田教授が考案し、毎年行われている教育プログラムで、
修士学生が実験を考案し、学部生に指導するというのが特徴。

なので、学生自身が実験を熟知し、指導方法を習得していて、
さらに実験機材が揃っており、その上、毎年行っているから実験レパートリーがすごい。

今回のレーザー夏の学校では、そのノウハウを持ち込んでもらって、
新しく体験型のコンテンツが用意されました。


実験内容はレーザーピンセット。
牛乳のたんぱく質をレーザー光で捕まえて、自由に移動 (操作) するといったものです。

レーザーのポテンシャルで…とか、輻射圧で…とか、参考書とか話に聞くも、
やはり百聞は一見にしかず。めっちゃ面白い。

しかも私の場合は、プラズマ実験や産業用の高出力レーザーが専門分野なので、
たんぱく質操作なんてレーザーバイオの分野の実験は始めて。
私だけではなく、他大学の先生方も自然と楽しんで、本当にいいコンテンツでした。

あと…、やっぱり飲み会ですよね。

私は協賛企業の副社長さん、課長さんらと私のアメリカ滞在話や、
課長さんの中国駐在話など、色々な話題で盛り上がってました。

私もそうでしたが学生同士でも、他大学の学生と交流することは
普段ではそうそうないので、色々と繋がりは広がります。


…ということで、少しは面白そうなイベントだなと思えていただけたでしょうか?


次回は学生の就職活動の時期が後ろ倒しになるため、8月の開催では採用試験開始直後で、
誰も来てくれないと引継ぎで話に上がったために5月に開催されます。

また、正式に決まったら書きます!

興味があったら、ぜひ参加してみてください。
今月末にならないと分からないのですが、恐らく、
次回の開催では私も運営側をサポートするポジションになっているかと思います。
私に、この記事のコメントに、何かコンタクトくれれば嬉しいです。

内容はレーザー、光ですが、別に専門分野は問いません。
ポスターセッションもありますが、まったく別分野の研究を発表してもらってもOKです。
新鮮味があるし、異業種連携が研究キーワードの昨今、
どんな感じになるのかぜひ見てみたい。

対象は学部4年生以上ですが、最年少記録は大学2年生です。
あと、志高い高校生でもかまわないと思います。希望してもらえれば私が後押しします。
(未成年の場合は、保護者の同意書をいただくことになると思います。)

男女比は、残念ながら (?) ほぼ男子です (笑)
女性が参加される場合、もちろん宿泊は女性専用部屋が用意されます。

最後に今回 (第21回) と前回 (第20回) のHPを紹介します。
Historyのページを見ていただければ、第19回以前のHPも見ていただけます。
ぜひ参考にしてみてください!

第21回 http://www.ils.uec.ac.jp/LSS2014/index.html
第20回 http://www.ile.osaka-u.ac.jp/project/LSS/2013LSS/

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