2012年5月20日日曜日

東大流まんが電磁気学

前回の記事から1週間経つなと思って数時間。

何を書こうかと思い巡らせても、最近、体重が増加気味なので、
ラーメン屋を食べ歩きに行こうという発想にはなれず。

そして、ふと横に目をやると参考書が3冊。
最近、楽天で買ったオーム社のマンガでわかるシリーズ。

そして、参考書レビュー!というか紹介を思いついた訳です。

兵庫工業高校の工業化学科、大阪工業大学の応用化学科を卒業した自分が、
いまだに大阪大学大学院で電気電子情報工学専攻に居ることが不思議で仕方ない。

お世辞でも、高校や大学 (あえて言うと小中学校も) は決して
進学校だったり有名校や、高偏差値ではない。

もちろん、だからこそ学べることや、モチベーションになることがある。

それでも、国内で3, 4番手につける旧帝大に進学している自分がいまだに信じられない。

さて、大学院に進学する前後、めっちゃ勉強したと思う。
必要に駆られてやっていたので、自分では勉強したという気はしていません。

勉強と言うより、本当に必要なことをやっていたら何とかなったという感覚。

それでも、化学と電気。全く違う分野を勉強するのは大変でした。

そこでお世話になったのがマンガ (笑)


式はマンガではない参考書にいっぱい書いてます。
その式に行きつくまでの行程や説明がよくわからないから困っているわけで…。


とにかく、読みやすい。分かりやすい。そして、式が少ない!(笑)

余談ですが、全体的に言えるのが何となく必要そうだからと、漠然とした目的の中で
勉強するボトムアップ式はなかなか身に着かないと思う。

もう、あと何か月で必要!となるくらいの目的の中で勉強するような、
予定ありきのトップダウン式の方が絶対に身に着くと思う。

ボトムアップが理想だけど、なかなか、モチベーションは難しいですよね。

とにかく、勉強はモチベーションが全てだなとつくづく感じます。


講談社サイエンティフィク “東大流まんが電磁気学”

この本と出合ったのは、大阪工業大学の図書館。

自分の専門はレーザー、つまり電磁波。
そして、所属する専攻のコースは、先進電磁エネルギー工学コース。

電磁気学は、必要不可欠。

一応は、大学学部の一般教養で、電磁気学でローレンツ力ぐらいまでは習った。
テストもそこそこ出来て、優の評価ももらえた。

だけど、理解は出来てなかった。分からないとこは暗記で乗り切ったし。

余計に焦った。講義は取ってるけど、理解できてない焦り。

そんな状況を一瞬にして打破してくれたのが、この本でした。

内容は、マクスウェルの4つの式+クーロン力、電位、ビオサバールなどをやって、
電磁波の式を導くところまで。

基礎として必要なベクトル表記やベクトル解析の分野も分かりやすく書いてくれてます。

基本的には積分の形で学んで、微分の形に変形していく。

そして、章ごとの間にガウスやストークスの定理の紹介があって、
ビックリするくらい簡単に積分形から微分形になることを知る。

この先は、分極やポインティングベクトルなど、あるけど、
ここまでマスターしておけば、式だらけの参考書でも十分、勉強していけます。

ちょいちょい、訳の分からない恋愛物語があったり、
完成度がどうしても高いと思えない絵だったり、
不満はいっぱいあるけど、分かりやすさを考えればご愛嬌な気もします。

少なくとも、この本のおかげで、電磁気学の苦手意識が吹っ飛んだ。

どうしても、鍋をしてたら喧嘩してヒロインが部屋を飛び出す。
追いかけた男子が冬の公園で追いついて、電磁波の式を導く講義が始まる。

このストーリーの流れの意味がわからない。

その講義後の流れも、もっと意味が分からないけど、まぁ、読んでからのお楽しみで (笑)

とりあえず、出版社にある本のリンクを。
http://www.kspub.co.jp/book/detail/1531321.html

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